【調印式】井岡一翔とマルティネス、改めて二人の経歴解説

プロボクシングの世界スーパーフライ級2団体王座統一戦の調印式が、7月5日に行われた。

世界ボクシング協会(WBA)チャンピオンの井岡一翔と国際ボクシング連盟(IBF)王者フェルナンド・マルティネスが統一戦に向けて意気込みを語った。

井岡はマルティネスを前に、「尊敬しているからこそ、超えたい壁」と語った。マルティネスは井岡の年齢(35歳)について聞かれると、「年齢は関係ない。歴史に残る一戦にしたい」と意気込み、「調子は今までになく最高である」とWBAのベルト奪取へ闘志を燃やした。

目次

WBAチャンピオン井岡一翔

簡単なプロフィール

井岡は今年35歳。(1989年生まれ)

現WBA世界スーパーフライ級王者であり、日本人男子初の世界4階級制覇王者である。

父の井岡一法が会長を務める井岡ボクシングジムやDANGAN AOKIボクシングジムを経て、現在は志成ボクシングジムに所属している。

興國高等学校卒業・東京農業大学中退。

アマチュア時代には北京オリンピック出場を目指したが、全日本アマチュアボクシング選手権大会の決勝で大久保賢児に1ポイント差で敗れた。

北京オリンピック出場という目標が消えたことを理由にプロ転向を決め、

2009年にB級ライセンスを取得し、三ヶ月後にプロデビューを果たした。

薬物疑惑騒動

井岡は2021年にドーピング検査で禁止薬物の大麻成分に陽性反応が出たことで大きな騒動になった。

当時、井岡は違法薬物の摂取を否定し続けたが、誹謗中傷の書き込みが多く、精神的な苦痛を訴えた。

最終的には薬物規定に違反したとは認定できないため処分は行われなかった。

しかし、2023年6月に2度目の微量の大麻成分が検出された。だが、WADAの基準を下回る微量であったため、違反とはされなかった。

これを受け、志成ジムは「これから潔白を証明していきたい」と述べた。

戦績(2025年7月時点)

アマチュアボクシング:105戦95勝64KO10敗

プロボクシング:34戦31勝16KO2敗1分

2023年12月31日に行われたベネズエラのホスベル・ペレスとの一戦はKO勝利している。

IBF王者フェルナンド・マルティネス

簡単なプロフィール

マルティネスは今年33歳を迎える。(1991年生まれ)

現IBF世界スーパーフライ級王者であり、2016年にはリオデジャネイロオリンピックにも出場し、一回戦敗退している。

近年の試合では2023年6月、IBF世界スーパーフライ級王者への挑戦者ジェイド・ボルネアと対戦しTKO勝利し、王座の防衛に成功している。

戦績(2025年7月時点)

プロ戦績 16戦16勝(9KO)無敗

世界戦戦績 3戦3勝(1KO)無敗

【獲得タイトル】

FABアルゼンチンスーパーフライ級王座
WBCスーパーフライ級シルバー王座
第29代IBF世界スーパーフライ級王座

マルティネスは右オーソドックススタイル

ストレートやフックが強力であり、左はアッパーやフックなどの多くの角度からの攻撃が多い印象である。

海外では「大物食い」とも言われている。

まとめ

7月5日に調印式が行われました。

井岡とマルティネスの調印式での発言には互いのリスペクトが感じられた。

Twitterでは

どっちが勝つんだろう!楽しみ💪

井岡選手レベコ第二戦のようにボディで倒して欲しい!

ベストファイトと言ってもいい

と、この一戦に大きな注目が集まっている。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次